コロナウィルスによる留学への影響について

ども。おっさん留学カウンセラーです。
ネットでもテレビでも毎日コロナのニュースばかりですね。 早く普段の日常の生活に戻って欲しいです。

Tetsu
世界中の人々がコロナウィルスの影響を受けていると思います。もちろん留学に関しても大きく影響を受けています。
今留学している人、すでに留学を決めている人、これから留学を考えている方、様々な方がいらっしゃると思いますが、現地での様子を確認した上で
今後どのようにするのがいいのかを私なりに書いてみました。

1.現在の各国コロナウィルスの影響について

Tetsu
現在皆様がニュースで毎日のように状況が変わっているのはご存知かと思います。 海外での状況(入国制限、学校閉鎖など)も日々変わりますので、お伝えしている状況が変わってしまう可能性もありますが現時点(2020年3月26日)での、私がサポートしている留学生、現地サポートオフィス様からの報告などから得た情報を元に状況をお伝えできればと思います。

1-1,カナダでのコロナウィルスの影響について

●街の様子

カナダに住んでいるものは皆、自宅から出ないようにと政府から指示が出ています。
BC州,ON州など非常事態宣言を出しており、病院に行くか、食料調達に行く以外の外出は控えるようにと声明が出ています。
ただスーパーは一度に中に入れる人を50人に制限、肉や生鮮食品は売り切れ、レストランはクローズかテイクアウトのみとなりました。

●入国制限

カナダ国籍者以外(カナダ永住者,航空クルー,外交官,カナダ国籍者の家族,米国籍者を除く)の入国を禁止にすると発表がありました。

●航空機就航状況

エアカナダは4月中は全世界で6都市のみに運行、その中に東京は入っていますが
日本にいるカナダ人が全てカナダに戻った時点で運休する可能性もあります。
その他の便は概ね4月30日まで一時運休
出典元:https://www.aircanada.com/jp/ja/aco/home/book/travel-news-and-updates/2020/china-travel.html#/pacific

1-2,オーストラリアでのコロナウィルスの影響について

●街の様子

レストランなど人が行き交う場所は全てクローズしています。 今かろうじて銀行、スーパー、薬局、コンビニ、ガソリンスタンドがやっている状況ですが、これもいつまで持つのか分からない状態です。

●入国制限

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、2020年3月20日(金)の午後9時(オーストラリア東部時間)より、オーストラリア人及び永住者とその近親者(配偶者、未成年扶養家族、法的保護者のみ)を除く全ての方々が入国できなくなります。オーストラリア人は帰国できますが、14日間の隔離対象となります。 出典元:https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/novel-coronavirus.html

●航空機就航状況

●ジェットスター航空、カンタス航空が3月24日から遅くとも5月末までの国際線キャンセルを発表しました。(国内線は減便して一部運行を現在しています)。 オーストラリア発は全て運休
オーストラリア国内線も7割ほど運休
出典元:https://www.jetstar.com/jp/ja/travel-alerts#【ジェットスター航空】%20国内線および国際線におけるフライトスケジュールの一部変更について(3月20日更新)

●ワーホリでの仕事状況

留学中の生徒さん
ファーム、工場とかは動いてるけどシティからは労働者を雇わなかったり、これ以上雇わないところが多いと思います。。今僕が働いてるファームも従業員でコロナ患者が出るか取引先にいらないって言われ次第閉鎖になるみたいです😭
留学中の生徒さん
こんばんは、夜にすいません!今工場とショッピングモールのフードコートで働いてるんですけど、コロナの影響で両方いつ仕事がなくなるかわからないって言われました。。
東京行きも23日で最後になって、それ以降仕事なくなったら高いお金払って航空系をとるしかないと思います。。
留学中の生徒さん
今パースにいるんですが、仕事も少なくなってしまいコロナの事が落ち着くまで日本に帰ろうかなと思ってます。ファームで3ヶ月働いたので、セカンドも取れるかと思います。チケットは今探している状態ですが、自分だけなのではという不安もあり他の皆さんがどうしているか聞きたくて連絡させていただきました。
留学中の生徒さん
お疲れっす!僕のいるとこは全然大丈夫でしかも豚家畜なので仕事がなくなることがないのでファームに移ったタイミングはかなりよかったです!けど他のワーホリ勢は仕事失ってかなりやばい状況ですね、街も全部シャットダウンされて仕事失った友達が沢山いて募集してないかすごく聞かれます。。
Tetsu
留学に行かれている生徒さんの様子を聞くと仕事はかなり厳しいようです。。

1-3,アメリカでのコロナウィルスの影響について

●学校封鎖

コロナウイルスの影響で全米ではすべての学校がクローズしており、大学レベルではオンラインの授業に切り替えています。

●ビザ面接の中止

3/19より全てのビザの面接が中止となっています。まだ再開の目処は立っていません。
出典元:https://jp.usembassy.gov/ja/suspension-of-routine-visa-and-notarial-services-ja/
現在アメリカへの入国禁止措置はされていませんが、日本の不要不急の出国を止めるように言われています。

1-4,ニュージーランドでのコロナウィルスの影響について

●入国制限

2月20日から,ニュージーランド人及びその家族等を除き,ニュージーランドに向かう航空機への搭乗を禁止する(太平洋島嶼国から豪州への乗り継ぎは現地時間3月24日15時まで,豪州以外へは3月29日まで可)。

1-5,フィリピンでのコロナウィルスの影響について

●入国制限

全ての到着外国人の入国禁止。さらに2週間隔離(隔離費用は自己負担)VISAの発行の中止。航空会社の運行停止(日本からの直行便は既に運行停止中)

●語学学校閉鎖

セブ島のほとんどの学校が閉鎖を余儀なくされています。 現時点では5月3日までとなっておりますがこちらも延びる可能性があります。
その影響もあり留学生は帰国せざるを得ない状況となっています。

●外出禁止令

夜8時〜朝5時までの外出禁止令が出ており多くのレストランやモール、カフェなどが休業しています。
出典元:https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

2.各学校の対応について

Tetsu
今回のコロナウィルスの影響が各方面で出ておりますが、留学先の学校も対応を講じています。

2-1.各学校の返金対応について

Tetsu
各学校の返金対応ですが、私の知る範囲の学校ですが、出発前留学を取りやめる場合は大体の学校が全額返金してくれ留学中は個々によって対応が変わります。

●出発前のキャンセル例

(例)政府の方針による入国拒否や隔離設置により渡航をキャンセルの場合通常返金不可である登録費・ホームステイ手配料、ホームステイ代金を含む全額返金(銀行手数料を除く)

●プログラム延期の例

(例)延期による手数料はかかりません。また延長の期限も問いません。

●現在留学中のキャンセル例

(例)

①オンライン授業への移行
②バケーションの申請

通常バケーションが認めていない場合でも特例で最長8週間のバケーションの申請が可能となります。

③キャンセル

学校規定に従い返金
一人一人の登録状況に合わせてのご案内をさせて頂きます。(スタート日や現在までのご就学期間により対応が変わってくる場合がございます。)

Tetsu
留学中に生徒さんに関してのキャンセルによる返金は各学校で対応が変わるようです。通常のキャンセルポリシーを適用する学校、特例で残り分を全額返金するところと分かれます。
返金の対応が不明な場合は各学校に直接確認をするもの良いかと思います。留学中の方は直接学校の担当スタッフに、留学前の方はあなたの行かれる学校を検索すると学校の公式サイトが出てきますので、そこのContact usと言ったページから問い合わせをしてみることをお勧めします。

2-2.授業の譲渡について

Tetsu
現在留学中の方向けですが、すでに授業料をお支払いしている方で今回のコロナの影響でこれ以上留学を続けられない方は授業料をどなたかに譲渡することを可能としている学校もあります。例えば家族に譲渡する、友人に譲渡するという形です。また現在お支払いをした授業料を一旦保留していただき、コロナの状況が落ち着き再度留学できるようになったら使うという制度を取り入れた学校もあります。

3.現在留学中の方へ

まずはあなたが留学している国の日本大使館から情報をアップデートしましょう。

3-1.現在留学中だが残るべきか、日本に帰国するべきか

Tetsu
こちらに関しては現在留学している方それぞれ事情が異なりますので、一概には言えませんが、帰国する方が8割ほどでしょうか。どうしても留学先に残らないとならない理由がなければリスクを背負ってまで留学先に留まる必要はないと考えます。

●留学先に留まる際のリスク その1 保険

Tetsu
ある都市でホストファミリーが陽性となったため留学生を隔離しなくてはならず14日間ホテル滞在となりました。
保険会社はこのホテル滞在にかかる費用は払えないということでしたので自己負担となってしまいました。
またオーストラリアでは州を超えたりする場合でも14日の自主隔離となります。
カナダではコロナに感染しても軽症の場合は自宅療養、自己隔離となります。
入院するほどの症状であれば保険で支払いはされるようですが、、。
自宅療養をホスト宅ですることはほぼ不可能で、(隔離とは専用バスルームがあり家族の誰ども接触しない状態)
留学生の方がコロナに感染しても入院しない限りはホテル滞在となり得ます。そしてその費用は保険会社は支払わないようです。

●留学先に留まる際のリスク その2 雇用の減少

Tetsu
施設閉鎖、例えばレストラン内での飲食が出来ずレストラン閉鎖など、たくさんの業種がビジネスの一旦停止を余儀なくされています。
その影響は現在ワーホリで留学されている方にも当たり前に降りかかっています。これに対して海外の政府からのワーキングホリデー滞在者の援助はありません。

●留学先の留まる際のリスク その3 国際線の運行停止、減便

Tetsu
日本への帰国のための国際線の運行停止、減便が増えており、時間が経つに連れてますます帰国しにくい状況になります。また減便に伴い航空券の料金も値上がりしています。

4.すでに留学を決めている方へ

Tetsu
上記でも少し述べていますが、今回のコロナの影響による渡航前のキャンセルの場合、全額の返金に応じてくれる学校が多くあります。(全てを把握しているわけではありませんので、個々で確認をお願いします。)留学キャンセルによる損は大きくないと考えていますので現地の様子を見ながら慎重に判断をしてもらえればと思います。

4-1.延期にするべき?中止にするべき?

Tetsu
今回難しい問題がズバリ「いつ収束するのがが読めない」という部分です。 延期を続けて来年行けるかの確定が現時点では出来ません。個人的な希望的観測ですが北米の大学入学の9月には留学が滞りなく再開できて欲しいと思っていますが。 中止や延期するにしてもその期限は決めておいた方がいいでしょう。学生ビザであれば年齢制限がなく取得はできます。 

5.これから留学を考えている方へ

Tetsu
2020年の夏休みに留学を考えている方、2021年の春に留学を考えている方など様々でしょう。 状況としては2020年の夏の留学は難しいのかなと感じております。(もちろん根拠があるわけではないのですが、オリンピックも延期になったため)まずは日本大使館や外務省からの情報をもとに行きたい国の状況について、把握しておきましょう。 今このブログを書いている(2020年3月26日)時から2週間前と状況が大きく変わっていますので、今後も状況が大きく変わることが考えられます。 

5-1.いつまで待てばいいの?

Tetsu
これも読めない部分が多くあり、不明です。留学を諦めきれない方はギリギリまで様子を見るようにしてください。 留学は決めようと思えばすぐに決まります。 

必見! 留学って出発の何日前までに決めればいいの!?

2018.10.08

6.まとめ

まとめ
●各国の日本大使館で現地の最新情報を手に入れましょう。
●キャンセルをする場合、相談しているエージェントさんに確認ましょう。
曖昧な部分があれば学校に直接聞くのも良いです。
●どうしても留学先に残る理由がなければ帰国しましょう。
●どうしても留学を諦めきれない場合、ギリギリまで様子を見ましょう。

出来るだけ早く、この混乱が終息することを願っています。