こんにちは! こちらでは英検準2級の問題から、英語のニュアンスの違いや使い分けについて解説しています。
本日は「foreign」「abroad」「overseas」です。
・今更英検準2級とか、ちょっと。。
1,まずは英検準2級の問題を見てみましょう!
まず英検準2級の問題を見てみましょう。
A:Are there a lot of foreign students at this university?
B:Yes. We have students of many different (____). People come from all over the world to study here.
1,nationalities 2,conversations 3,suggestions 4,averages
引用元:英検準2級 2015年・第3回 No.8より
外国人の生徒さんが、この大学には沢山いるか? と聞かれたときに、世界中から学生が来ていると答えているので
沢山の国籍の人たちがいるというところにつながる。 そのため正解は1のnationalities (nationality=国籍)になります。
日本語訳
A:この大学には海外の学生さんは多くいますか?
B:うん、ここで勉強するために世界中から沢山の国籍の生徒さんが来ているよ。
「foreign」「abroad」「overseas」の違い
→in or from a country that is not your own
→[only before noun]dealing with or involving other countries
引用元:https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/foreign?q=foreign
→in or to a foreign country
引用元:https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/abroad?q=abroad
→connected with foreign countries, especially those separated from your country by the sea or ocean
引用元:https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/overseas_1?q=overseas
●overseas(副詞) 海外へ、海外で
→to or in a foreign country, especially those separated from your country by the sea or ocean
引用元:https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/overseas_2
品詞の違い
まず形容詞と副詞の違いは下記になります。
(例)美しい、小さい、高い、など。
●副詞(adverb)→名詞以外を修飾する。
(例)とても、かなり、いつも、などなど。
foreign=「外国の」と言う形容詞です。 abroad=「外国へ」と言う副詞です。
(例)●Foreign country→「外国の国」「海外」 ●Foreign people→「外国の人々」
(例)●go abroad →「海外へ行く」 ●Study abroad →「海外で勉強する」「留学」
overseasって!?
「Overseas」と「Abroad」は同じく「海外へ」「海外で」と言う副詞の使い方をされますので、大差はありませんが「Overseas」は海を超えてと言う意味合いになりますので、隣接している国外ではなく海を超えた国になります。
日本から海外に行く場合は、どの国も海を超えていく必要がありますので使えますが、ヨーロッパやアフリカ、南米など陸続きの場合は使えませんので気をつけてください。
(例)●go overseas→「(海を超えて)外国へ行く」
(例)●overseas students「海外の生徒」
まとめ
●abroad(副)「外国へ、国外へ、外国で」 ※副詞なので名詞以外と一緒に使いましょう!
●overseas(形)「海外の」 (副)「海外で、海外へ」※形容詞と副詞の両方で使えますが海を超えての外国の時に使いましょう。