ども! おっさん留学カウンセラーのテツです!
留学カウンセラーをしていれば、普段たくさんの人と話をする機会が多い仕事になります。十人十色で様々な人がいます。
天真爛漫な人、かなり細い人、勢いだけで決めてしまいそうな人、など本当に様々です。
留学について調べていると、たくさんの留学体験談や口コミがありますが、ここでは留学カウンセラー目線で良い意味でも悪い意味でも忘れられないお客さんの留学体験談、エピソードについてお話をしていこうと思います。
これから留学を考えてる皆さん! 「こんなに大変な目に遭った人もいる!」「このおかげで成功したんだ!」と少しでも参考になれば幸いです。
今回は、かなりひどいホームシックになったお客さんのお話です。
2,留学出発前の様子
3,留学直後に突然襲いかかってきた!
4,彼を救った人物とは?
5,留学中ホームシックになりやすい人
6,留学中ホームシックにならないために
7,ホームシック克服方法
8,さいごに
ホームシックってどんな症状?
ホームシックの症状 とにかく寂しい気持ちなる。
何も知らない土地に来て、窓の外を見ても知らない景色、また自分が話す言語が通じない。。そんな環境になれば寂しい気持ちになりますよね。寂しい気持ちになると色々なことがネガティブ思考になってきてしまいますよね。「留学しても結果が出るかわからない」「周りはすごい人ばかりで自分は留学には向いていない」とか。。 負の連鎖です。。
実はこんなブログを書いている僕も留学の時は例外なくホームシックにはなりました。もう何十年も前ですが、留学へ出発する時に「新幹線から見えた富士山がこの先当分見られなくなる。。」と思ったらなぜか急に寂しくなりました。(富士山なんか帰国したらいつでも見られるのに。。) すげー悲しかったです。
ホームシックの症状 何もやる気が起きなくて塞ぎこんでしまう。
ホームシックの症状が出てネガティブな気持ちになると、せっかくの留学中にも関わらず何もやる気が起きなくなってしまうことがよくあります。 またそれにより極度に守りがちになります、RPGゲームで例えるとフィールドに出て敵と遭遇して戦いを挑んで倒すことで経験値が上がりレベルアップしていきます。留学も同じで留学中は挑戦の連続で沢山行動して色々な人に出会って経験値を積んでいくことでレベルアップしてきます。 フィールドに出ないと経験値を上げるための敵にも遭遇しないので、塞ぎこんで行動できないのは勿体ないですよね。
せっかくの留学を途中で切り上げて帰りたくなってしまう。
1年とか半年とか留学を予定していたけど、どうもホームシックが原因で元々の留学期間を短くする人もいます。 もちろんこれはすべてネガティブなことではないのかもしれませんが、学費や滞在費を事前に払込みをしている場合は注意が必要です。 学費や滞在費は途中でやめて帰国したとしても残りの分がそっくりそのまま返金されることは稀なので損してしまいます。
[参考]ちょっと待った!留学出発前に帰国後までのプランを全て決めてはいけない2つの大切な理由!
ホームシックが元で体調を崩してしまう
これが一番最悪なパターンですね。留学も仕事も勉強もプライベートもすべて「体が資本」です。ホームシックが原因でご飯が食べられなくて体調を崩す、ホームシックが原因の心身のストレスで体調を崩す。。 このようになってしまう前に対策をすることが大切です。
エピソード1 留学出発前の様子
さて、話は戻りますがホームシックに襲われたお客さんとの最初の出会いは、出発の半年ほど前に留学相談でオフィスに飛び込みで来られた時です。その時は大学生で、サッカー部に所属して、ちょっとヤンキーの要素が入った硬派な感じの男の子でした。とても前向きだし受け答えもハキハキしてて話をしてても気持ちが良かったですね!留学についても順調に話が進み最終的にはカナダへワーキングホリデーで出発することになりました。オフィスにも定期的に通ってもらい、オリエンテーションでも出発してから到着するまでの流れを入念に確認しました。親御さんにも来てもらいワーキングホリデーでの注意点や留学は大変なこともあるので辛いことはある程度は覚悟をしておくようにという話もしました。 彼の英語力はかなり低かったのですが、まあ若いし行動力もあるとのことだったのでカナダで頑張ってくれるだろうと感じていました。
エピソード2 出発後に急に襲いかかってきたホームシック!
出発当日、昔働いていた留学エージェントでは、「出発駅までの見送り」を行っていました。ご家族の方とも出発前にもオリエンテーションなどで何度か話をしていたので、これから1年間会えなくなると寂しいですが、海外で経験を積んで帰ってきてもらえれば嬉しいですね。こんな話をしていました。そして無事に出発。 留学後に成長した姿で会えるのが楽しみでした。
その次の日に夜中に見たことない番号からの着信で目が覚めます。
当時の会話を再現。
あの時のことは正直な気持ちでいうと、とても腹が立ちましたし非常にがっかりしました。「お前の留学の決意はそんなもんだったの?」って思っていました。決して安くはない留学費用を親御さんに出してもらったのにも関わらずたったの1日で留学をやめて帰国するなんて。。。とても考えられませんでした。
よし!こうなったら親御さんに事情を説明してまだ帰国しないように本人に説得をしてもらおう!夜中だったけど早速電話をかけます。
「ダメだこりゃ。。」
当時の気持ちがまさにこれですね。 自分が言ってもダメ、親御さんから言ってもらおうにもダメ。本人は留学を辞めて帰る気でいたので、諦めて帰りのチケットを探すことにしました。まあ当日の便で空きはなかったのですが3日後のチケットは空いていました。 残りの留学生活もあと3日で終わりを迎えることになりました。。
とりあえず、電話があったその日は日本は夜中だったので朝まで寝ることにしました。 もうちょっと彼に対してフォローができたことや、もっと厳しく伝えて無理矢理でも引き止めたほうがいいのかとか、答えは出ませんでしたが、、複雑な気持ちでした。
そして早朝。。。
ホームシックの彼を救った意外な人物!
そう彼の帰国を止めたのは学校先で出会った年下の高校生の女の子でした。。周りがどんなに止めても帰国する決意は揺るがなかったのに、、この一言で変わるもんなんですね。 留学先では出会いも大切です!これから留学される皆さんにもきっと留学先で良い出会いがあるでしょう!
留学中にホームシックになりやすい人
ホームシックになりやすい人 その1 男の子
これは偏見かもしれませんが、過去に留学をされる方でホームシックになった方は男の子の方が圧倒的に多かったです。もちろん女の子がならないわけではないのですが。。 高校生もそうですが、20代前半の大学生もなることも多いですよ。
ホームシックになりやすい人 その2 未成年の方
まあこれは仕方ないですね。留学時の年齢が若ければ若いほどホームシックにはなりやすいかなあと思います。
ホームシックになりやすい人 その3 自信満々の方
留学に対して、自分に自信があって「自分ならうまくいく」「自分は他の人とは違う」って思う人は結構ホームシックになりやすいです。留学は楽しいことも多いですが、辛いことも多くあります。自信満々で留学した方が、少しのことで自信をなくすと一気に落ち込んでしまう傾向がありホームシックになりやすい傾向があります。
留学中にホームシックにならないために
自分はホームシックになるもんだという前提を持っておくこと
ホームシックは予期せぬ時に突然きます。 であれば、大袈裟かもしれませんが留学に行く前から「自分はホームシックになる」「むしろホームシックにならない方がおかしいんだ」と思っていた方がいいでしょう。 留学に行く前からホームシックになる前提でいると、実際に留学生活がスタートした時にホームシックになっても心の準備ができている状態ですし、ホームシックにならなければ「意外にこんなものか、大丈夫じゃん!」と前向きな気持ちになることができます。
もしホームシックになってしまったら、、
もしホームシックになってしまったら、なんとか克服したいところですね。
ホームシック克服方法その1 ホームシックの思いを全力でぶつけられる人にぶつける。
ホームシックになったら一人で悩まずに、自分のこの寂しい思いを全力でぶつけられる人に思いを伝えてみましょう! 親御さんでも友達でも留学カウンセラーでもいいと思います。 自分の思いをぶつけられるくらい良い関係性を持った頼れる人を見つけましょう。僕も海外からのホームシックになったという電話を何度か受け取りました。電話の向こう側ではシクシクと泣いているのですが、次の日になるとスッキリしたのかケロっとしていることが多かったです。
ホームシック克服方法その2 同じ立場の人を見つけて励まし合いましょう!
寂しい思いをしている留学生はあなただけではありません! 学校に行けば自分と同じように苦労したりホームシックで寂しい思いをしている人がいるはずです。 そうなれば「自分だけじゃないんだ。」と妙に安心感がわくはずです。 お互いを高め合える友人に出会えるといいですね。
ホームシック克服方法その3 ひたすら耐える。
これは耐えている間はしんどいですが、ホームシックは時間が必ず解決します。 止まない雨はない。明けない夜はない。ということですね。時間が経てば生活にも慣れて心にも余裕が出てきますよ。 頑張ってください!
最後に。
いかがでしたか?留学では楽しいことも多いですが大変なことも多くあります。そのうちの一つがホームシックです。ただこれは必ず解決します。もしこれから留学を考えている方でホームシックになりことが不安な方は、心配せずにぜひ一歩を踏み出してくださいね!